■心の成長・自立を目指すカウンセリング 心理カウンセリングルーム「東京女性心理相談室」 |
■心療カウンセリングとは (心身のバランスが人生を決める)
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昨今の情報化社会の発達には目を見張るものがありますが、一方では遺伝的素因(内因性)や脳の損傷等(外因性)による心の病気の他に、強度の神経症、心身症(心因性)の増加という問題が起きております。ひきこもり、無気力、対人恐怖症、強迫神経症、摂食障害、パニック障害、自律神経失調症、依存症、うつ症など、心身のバランスを崩して社会に適応できなくなる人が増えています。いずれにしても心の安定・自立には、生身の人間関係において本心を出せる場、そして自分が深く理解されたと実感できる体験が大変重要です。しかし社会の仕組みが合理化されていくにつれて、学校や職場や家庭等での心の安らぐ生身の人間関係は希薄になりつつあります。そういった社会状況の中で様々なストレスは増す一方で、その対応力が無いままに不安や緊張状態が続くと、心身に異常を来たし、その症状も重症化かつ複雑化していきます。
二十一世紀における心の問題は、一個人の問題として、本人の努力(知識や情報の収集)、家族の意識や協力、および時間の経過だけで解決できる状況ではなくなってきました。大きな社会の変化と共に、ごく普通に日常生活を送ってきたように思われる人や、社会に適用しようと真摯に努力してきた人、自然を好む繊細な感性の持ち主にも、何らかのきっかけでそういった症状が出てくることもめずらしくありません。本人には思い当たることが自覚できなくても、身体の方が不適応・適応過多のサインを出している場合も多くあります。相談に来られる思春期の青年、今まで一生懸命仕事をこなしてきた中年の方々、真面目な印象の方々等が、悩み苦しんでいる姿を見ると、事態の深刻さを一層深く感じます。
しかし、社会が合理化されていくほど、心の問題は置き去りにされがちで、人生をどう生きていくかは個人の自己責任とされ、立ち直りにくくなってきたように思えます。早くから、心身の調和のメカニズムを体得して対処すること、心を開いて思考や行動回路のパターンを見直してみること、どんな状態からも立ち直れるような自己回復法を会得することが、健康な生活を送る為に大切なことだと思います。生身である以上、何らかのショックや、長期に渡るストレスで、心身のバランスが崩れて、一時的な症状が起きることも当然のことですが、その状態が長く続くと、脳のメカニズムが狂い、元のバランスを取り戻すことが難しくなります。
苦しさを味わった心は、その対処法によっては、予期不安(又なるのではないかと言う不安)とあいまって、更に重症化していく場合もあります。それが、考え方の癖となって、さらに不安感や緊張感を高めていきます。真面目で努力型の人は、あれこれ考えて不安を増長させたり、また考えまい考えまいと無理に自分に言い聞かせて、かえって脳に定着させてしまい病的症状になっていくこともあります。不安や緊張状態での努力は、逆効果になるのです(努力逆転)。
カウンセリングは、カウンセラーと相対して、心を開いて、ゆっくりと自分の状況を感じ取って、気付き、乗り切って行くプロセスです。
しかし、過去の心の傷からくる「とらわれ」や「こだわり」が深く固定化されている場合は、そう簡単に乗り切ることが出来ません。意識化され自覚できることは、心の氷山の一角であると言われています。むしろ厄介なのは、深く抑圧されている潜在意識に刻み込まれたマイナスの事柄です。自分では、小さなこと、過去のこと、忘れたと思っていたこと、思い出したくないこと、納得できていると思っていたこと等が、実は、癒されることなく、心の奥深く抑えられたまま、現在に至っているということもあります。また自分にとって、苦しくても消すわけにはいかないと感じている心の傷があるかも知れません。そのように抑えられた複雑な感情が現在の様々なストレスと影響し合い、心身の病的症状となって現れることもあります。
心の活性・成長のための大事な気付きは、外から簡単に与えられるものではなく、安心して心を開ける状況の中で、自己を見つめていく過程において得られるものです。また家族間の問題や、自分の根源の問題を自覚することはつらく、無意識に避け続けている場合もあるでしょう。たとえどんな場合でも、安心して自分の心と向き合えるよう、お手伝いするのがカウンセラーの役目です。そして様々な問題や状況による自己形成の過程に気付き、しっかりと受け入れ、真に自覚できた時、心は自立に向かって歩き始めたと言えるでしょう。
心療カウンセリングでは、来談者とゆっくりお話しを進めながら、不安感や緊張感を和らげて、心を開放させるべく、リラクセーション、自律訓練法、イメージ療法、催眠療法、また不都合な状態や癖を直すための行動療法、気力を回復させる気功法等を組み合わせて、症状の軽減に取り組みます。心身のバランス状態を習慣付け、予期不安を無くして行くことは、自信をつけ、集中力を向上させ、性格の改善にもつながります。
東京女性心理相談室では、ゆっくりとリラックスした雰囲気で心を開放させ、生き生きと生きる心の成長を願ってカウンセリングを行っておりますが、心身の調和を取り戻し、心が成長する過程において、女性ははつらつとした真の美しさをも取り戻していくということを実感しております。
また、二十一世紀は、医学の発達と共に高齢化社会となり、高齢者の心身の健康、介護者の心身の負担等様々の問題も生じています。最後まで人間の尊厳を失わずに生きられる事が、私ども共通の願いです。認知症で問題行動を起こすことは、本人にとっても、家族にとっても、辛い事ですが、これもイメージ療法でかなりの効果がでることがわかりました。日常生活の中でも、日頃から心の在り方に関心を持ち、感受性豊かな心を育んでいくことが大切です。
社会は急速に変化し、それに伴って価値観も多様化していきますが、そういった状況の中で、老いも若きも、心身の健康を維持してかけがえのない生命を充分に謳歌できる状態こそが、二十一世紀の健全な社会の基本であると思います。そんな社会を目指して、心療カウンセリングに取り組んでおります。
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